いよいよ閉式です。一同起立し、オーケストラの生演奏による校歌斉唱です。
昔からピアノ伴奏やカラオケで入りは慣れていますが、生オケは初めてで
どこから入ってよいかがわかりづらく、一瞬、会場内は戸惑っていました。
OB席にいる先輩(おじいさん)や同期生(おっさん)とともに校歌を歌って
いると右側の保護者席から視線を感じます。「どうしてこのおっさんたちは
歌えるのか?」という奇妙な眼差しが印象的でした。
時計を見ると1時間あまりが経過しています。通常、形式を重んじる式典は
ほとんどの場合、退屈な時間が過ぎていきますが、この卒業式は楽しませて
いただいたのであっという間でした。やはり、自分の思い出と比べながら、
新たな発見ということで退屈する暇はありませんでした。
在学生の退場とともに、OBも講堂から明照殿まで移動です。かつての経路
は、2つありました。南からのアプローチとして高校3年の校舎(2階)から
美術室の手前を左折する経路が最短でした。もうひとつのアプローチでは、
北側の渡り廊下を通って高校1年の校舎(2階)から職員室の手前を右折する
ルートです。
残念ながら今はどちらの校舎もありません。明照殿には北側の渡り廊下しか
ありませんので、新しい中学運動場を左手に眺めながら旧職員室のあった
建物から明照殿へと入場します。
0 件のコメント:
コメントを投稿